熱海梅園
先月、大学病院を退院して、施設内の診療所にいる義父の通院付き添いのため、熱海へ。
施設内診療所の看護師に付き添われてきた義父は以前より元気そうに見えた。
CT、レントゲンは異常なし。採血の結果、貧血も改善しているとのことでひと安心。
診察を終え、迎えに来た車で施設へ戻る。
私が長袖パジャマ3着、電動ひげ剃り、室内履きを渡すと、父が「100万円おろしてきてほしい」「えっ?100万円?何に使うの?」「手元にお金がほしい。明日持ってきて」「明日は来られないわ」「じゃあ、あさって」「来月来る時ね」「それじゃあ困る」そんな押し問答を繰り返し、「じゃ、いつ来られるか連絡するね」と言って診療所を後にした。
「今日は朝早くから遠いところを大変だったね」と私を気遣ってくれたかと思うと、ちょっと席を外した看護師のことを「あいつはスパイだから注意した方がいい」と真顔で話す父を見るのは切ない。
施設を出て熱海の梅園へ。
霧雨の中の枝垂れ桜が見事でした。
来月は、満開の桜を楽しみに来ます。